2017/10/04
FXはレバレッジをかけることができるのがメリットでもあり、リスクが高くなってしまうポイントとなるのですが、それではFX初心者の適正レバレッジは何倍ぐらいになるのかというと、適正な倍率というのはありません。
資金が同じだとすればレバレッジは低いほうが安全ですから、1倍で行うのが一番リスクが低いということになりますが実際には人によって資金の量も変わってきますから、安全なレバレッジというのも変わってきます。
資金が4万円しかない人であれば、最大のレバレッジをかけても100万円分の取引しかすることができないので、ほぼ大きな損失を出してしまう可能性というのは少ないものです。
これが、資金が1000万円で25倍のレバレッジを掛けると2億5000万円の取引をすることができてしまうので、リスクはかなり大きなものとなってしまいます。
国内の業者を利用している場合には、強制決済が間に合わなかった場合の損失は利用者の負担となりますが、4万円の取引で強制決済が間に合わず元本以上の損失が出たとしても、100万円も損失が出るということはほぼないと考えることができます。
これが1000万円で最大レバレッジを掛けて強制決済が間に合わない場合、数千万単位で損失が出てしまうことがあるので、レバレッジをかけるリスクというのは跳ね上がってしまうことになります。
そのため、単純に適正レバレッジは何倍かと考えるのではなく、資金に応じてどのぐらいのリスクを取ることができるのかを考えて、レバレッジをかけるのが適正だといえます。
レバレッジをかけすぎるとリスクが高くなってしまうのは紛れもない事実であり、レバレッジを無視してFXをするのは危険です。
しかし、レバレッジを抑えていれば安全かというとそのようなことはなく、資金管理ができていないと低いレバレッジでも大きな損失を出してしまうことになりますから、注意をしましょう。
資金が極小であればレバレッジをかけてもリスクが跳ね上がるわけではなく、資金が大きければ大きいほどリスクは高まるということをまず理解しておくことが大切です。
このようなレバレッジのリスクについて理解をした上で、初心者のうちは1倍から3倍程度のレバレッジで運用をするのが良いでしょう。
単純に適正レバレッジは何倍かという意識で決めてしまうと資金管理の部分でミスをしてしまうことになりますし、レバレッジ管理を疎かにしてはやはり予想外の損失が出るので総合的な判断をしてレバレッジを決めるのがポイントです。